飲食店のホールの仕事のコツや仕事内容
こんにちは!
飲食店の現役店長タカハシコウジです!
今回は「ホールの仕事のコツや仕事内容」についてです。
居酒屋でもレストランでも、ホールはお客様と直接接する重要なポジション。
アルバイトやパートでも、ホールの仕事ができる人は お店の宝です。
逆にホールのメンバーが弱ければ、ダイレクトにお店の売上を直撃してしまうことも
少なくありません(実際の私の経験でもあります)
そんな重要なセクションであるホールですが、勤続が長ければ長いほどできる
というわけではありません。
確かに勤続が長くなれば、そのお店の傾向などがわかってくるので
ある程度はできるようになります。
しかし、売上に直結するポジションですから、あまりにも伸びが鈍いアルバイトや
パートさんは配置転換や残念ながら最悪クビということもあります。
店側としてもアルバイトやパートの方々と出会ったのも、何かの縁です。
できるだけ長くお付き合いはしたいのですが、
こちらとしても売上や収益を考えなければなりません。
でも未経験者にも関わらず、最初からできるアルバイトやパートの方もいます。
そのような人は当然のことですが、大変重宝されますね。
ではホールの仕事でできる人とできない人は何が違うのでしょうか?
ホールの仕事のコツを考えていきましょう。
視野の広さ(常にお店全体を見回すこと)
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ホールの仕事でできるアルバイトやパートの人は、
常にお店全体を見回すことをしています。
お客様が注文した料理やドリンクが提供されているかはもちろんのこと、
お客様の食事やドリンクの進み具合をマメにチェックして、
オーダーを伺いに行ったりします。
またお客様だけではなく、他のスタッフの動きや仕事の進行状況も
観察しています。
その上で押されているスタッフがいれば、その補助に入ったりします。
とにかくホールでできるスタッフは、視野が広くて気が利きます。
また視野が広い上に、ホールの状況を的確に把握しているので、
その次に自分がおこなわなければならないことを予想して行動できます。
逆にホールでできないスタッフは、視野が非常に狭いのが特徴です。
と、同時に目の前の状況しか把握しておらず、予想して動くことも苦手です。
そのため忙しい時間帯などではテンパってしまうことも多く、
結果としてお店にとって大きなダメージになってしまいます。
仕事や作業に優先順位をつける
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ホールの仕事に限りませんが、どんな仕事でも
優先順位をつけることは非常に大切です。
飲食店の仕事でも、必ずしも順番にはおこなっていません。
たとえばお客様からのオーダーですが、基本的には順番に処理して
料理やドリンクを提供していきますが、すべてにおいてではありません。
たとえば、その一例は居酒屋などのファーストドリンク。
飲み屋に来店するお客様は、基本的に喉が渇いています。
そのためファーストドリンクは、他のオーダーを後回ししても
速やかに提供すべきで、これができないとクレームになってしまいます。
特に宴会などでは「乾杯」をしたりしますから、たとえ数が多くても
優先的に提供します。
また、例えばあるテーブルで「食べ終わった食器を下げてくれ」という要望と
その隣のテーブルで新規の料理のオーダーが同時に入った場合には
どちらを優先させるべきでしょうか?
答えは明らかで新規のオーダーを通すことを優先します。
その後を考えれば優先順位は明らかです。
調理は厨房でやりますので、早くそれを厨房に伝えたほうが、
速やかな料理の提供が可能となります。つまりはお客様のためになります。
一方で食器を下げるのが多少遅れたとしても、それほどのクレームにはなりません。
「少々お待ちください」など、一言かけていればなおさらです。
このように優先順位をつけて物事を処理することが、
ホールのバイトのコツのひとつです。
特に繁盛店やお昼のピーク時などは、効率が要求されるので
優先順位は非常に大切になってきます。
結局は何が原因なのか?
広い視野を持つことや優先順位をつけて行動することなどは、
最初はできないかもしれませんが、決して難しいことではありません。
それにも関わらず、同じ期間働いていたとしてもできるスタッフと
できないスタッフがいます。
なぜこのような差が生じるかといえば、結局は その人の意識の高さです。
アルバイトやパートですから、使用者としても正社員ほどの意識の高さは
要求しません。
それでも自ら「時給分は必ずお店に貢献する」とか
「仕事は必ずできるようになる」といった意識の高い人もいます。
たとえ最初は仕事ができなくとも、そのような意識をもったスタッフは伸びますし、
こちらとしても好感を抱きますので「長い目で見よう」ということになります。
逆に意識の低いスタッフには、時として言葉で説明しなければなりませんし、
場合によっては辞めてもらわなければなりません。
お金を支払う以上、使用者側も最低限の行動や成果は要求しますし、
それに応えてもらわなければなりません。
また意識の高い、低いは周りに伝播します。意識の低いスタッフが多いと、
新規のアルバイトやパートさんも伸びません。
アルバイトやパートといえども、ある程度の高い意識で取り組む必要はありますね。
参考になれば、幸いです。
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