飲食店のパートやアルバイトでつらいこと大変なこと
こんにちは!
現役飲食店店長のタカハシコウジです!
今回は「飲食店のパートやアルバイトでつらいこと大変なこと」です。
どのような仕事でもつらいことはありますよね。
むしろ、いいことばかりの仕事を見つけるほうが難しいですよね。
ただし、どのような仕事でもその業界特有のつらさ
というものもありますよね。
今回は飲食店特有のつらいことについて考えていきます。
言葉遣いが厳しい、暴言が多い
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これは板前やコック上がりの職人タイプの人が店長を務めているお店
によく見られます。
たしかに以前よりはよくなったとはいえ、未だに料理人の世界は
体育会系のところが多いですね。
わたしも学生時代に本格的な割烹でアルバイトをしていましたが、
まさにそこは修業の場という雰囲気でした。
板長(料理長)の言葉は絶対的でしたし、序列も厳しく、
上の人に口答えなどできない状態でした。
わたしはアルバイトだったのでそれほどではありませんでしたが、
新人の板前さんなんかは、かなり怒鳴られたりしていました。
と言っても、それはあくまで料理人の世界です。修業をするつもりのない
パートさんやアルバイトの方に厳しい言葉遣いはどうでしょうか?
わたしはこの業界が長いですが、
厳しさ=厳しい言葉遣いでは必ずしもないように思えます。
店長という管理者の立場ですから、時には厳しくパートさんやアルバイトの方を
指導しなければならないこともありますが、だからと言って怒鳴ったり、
辛辣な言葉を使ったりはしません。
そんな激しい言葉を使わなくとも、こちらが本気であることは伝わりますし、
たいていの場合はその指導にスタッフも応えてくれます。
店長や社員が怒鳴ったりしてしまえば、かえってスタッフは委縮して
動きが悪くなると思います。
なので日常的に怒鳴ったり、厳しい言葉を使う店長や社員のいる飲食店は疑問
ですね。
もし転職などを考えているのなら、速やかに働きやすい環境のお店に移るほうが
いいと思います。
ちなみにスタッフへの指導や説教をお客様に聞こえるように、
あるいは見える場所でおこなう店長は最悪です。
言うまでもないことですが、飲食店はお客様に食事を楽しんでもらう
ことが最大の目的です。そういうお店なら、すぐに辞めるべきです。
先輩のパートやアルバイトが幅を利かせている
新人の場合は、やはり先輩のパートさんやアルバイトの方に色々と
ものを教わる立場なので、彼らとは対等ではないと思います。
しかし必要以上に幅を利かせているパートさんやアルバイトがいるお店は、
店長の管理能力不足です。
リーダー的なスタッフがいることは悪いとは思いませんが、
あくまでも身分は正社員などと比べても責任の少ないパートやアルバイトです。
責任が少ないのにも関わらず、パートやアルバイトが必要以上に幅を利かせると、
お店の雰囲気も悪くなりますし、何よりいい人材が集まりません。
そのような状況を放置、放任しているなら、やはり店長の能力に疑問ですね。
そして店長が変わらない限り、そのような状況も変わりません。
仕事のできるスタッフだから店長が甘やかしているのが原因でしょう。
もしそれが苦痛であれば、やはり働きやすいお店に移ることをおススメします。
嫌なお客様
どのようなお店でも、すべてのお客様がいいお客様ではありません。
実際のところ中には嫌なお客様もいます。言いがかりをつけてきたり、
セクハラまがいのことをしたり、キレたり…などなど
残念ながら、この点は とにかく耐えることです。
決して、お客様とケンカしてはいけません。
日本の場合、飲食店とお客様との関係は対等ではなく、
お客様のほうが格上です。
いい悪いは別として、そのような関係でお客様を迎えるのが日本式の接客で、
お客様にも喜んでいただけます。
いくら嫌なお客様でも、とにかく耐えることが飲食店のスタッフには求められます。
万が一、お客様とケンカなどをしてしまうものなら、そのお店は
悪いレッテルを貼られてしまいますし、「接客態度がなってない」
ということにもなり兼ねません。
最近はネットやツイッターで、そのような情報が容易に拡散してしまいますので、
飲食店にとっては死活問題にもなってしまいます。
たとえお店の非が1で、お客様の非が9であっても耐える必要があります。
もちろんお客様の対応があまりにひどい場合などは、
警察などに介入してもらいます。
そのためキレやすい性格の人は、お客様と接するホールなどの仕事には
向いていないでしょう。
メニューが覚えられない
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ここも努力してもらうしかないですね。お客様はたとえ新人のスタッフでも、
メニューはすべて把握しているつもりでオーダーをしてきます。
メニューの多い居酒屋などは100くらいあるでしょうが、ここは努力と根性、
そしてちょっとした工夫でクリアしてもらうほかはありません。
ただし、だからと言ってすべてのメニューを1、2日で覚えろとは言わないはず
(メニューの量にもよりますが)
ちなみにわたしの場合には、50くらいのメニューなら半月で覚えてもらうことを目標に
スタッフを教育しています(料理の説明なども含めて)。
急用や病気の時も休めない
他店から移ってきたパートさんやアルバイトの方の話を聞くと、
意外とあるんですよね。
確かに、リーマンショック以降厳しい状況が続いていますので、
人件費はギリギリに抑えたいもの。
そのためスタッフの急なお休みに対応しきれない飲食店もあります。
ただし、やはりこういうケースは お店側に問題があることが多いですね。
いつもギリギリのシフトを組んでいるから、このようなことが起こってしまいます。
病気はもちろんのこと、急な不幸など欠勤が避けられない場合はあります。
ちなみにわたしの店の場合には、このようなケースでは
シフトに入れそうなスタッフに連絡をとる→それでダメなら近隣のお店に
応援を要請することで100%対応することができます。
たびたび急用や病気で休むことができないようなお店は、
やはり構造的に欠陥があると思いますので、転職した方がいいように思えます。
所持品の盗難や窃盗
わたしが学生時代アルバイトしていたとある飲食店では、
スタッフの所持品が盗難にあったり窃盗されたりするケースが多かったです。
犯人は内部のスタッフです。
そのお店では、男子よりも女子更衣室での盗難が多かったことが
驚きでした。
今考えてみると、そのお店はスタッフの人選に問題がありました。
人間性よりも、飲食店でのキャリアを重視した人選をおこなったことから、
このようなことが起こったと考えられます。
たまにですが、他店から移ってきたスタッフにスタッフどうしの
窃盗の話などを聞きますが、やはり会社や店長のスタッフ選びに
問題がありそうです。
そういうお店の場合、根本的に人選の基準を変えない限り、
問題の根本的な解決はありません。
つまり会社や店長が考え方を変えない限り、何も変わりません。
監視カメラなどを導入したとしても、カメラの死角となっているところで
同じことは起こります。
なので会社の体質が変わらなそうな場合には、お店を変えたほうがよさそうですね。
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